女性はライフステージの変化だけでなく、思春期から更年期まで、女性ホルモンも日々変化しています。
ホルモン変化による体調不良でやりたいことが思うようにできない、そんなことでお悩みになったことはありませんか。
また将来の妊娠への漠然とした不安をお抱えではありませんか。
ブライダルチェックは結婚を機に受ける健診と思われがちですが、結婚前後/有無に関わらず、今後妊娠や出産を検討している女性が行う婦人科健診を含む健康診断のようなものです。ブライダルチェックという名目での用意ではありますが、レディースドックとしても是非ご活用ください。
産婦人科医ならではの視点で、プランをご用意しております。ご自身をよく知り、現在を楽しみ、未来に備えましょう。
ご希望の方は事前予約と問診回答をお願いします。
●WEB予約(HPまたはLINE)
●予約日前日までにWEB問診 (プラン選択必須)
プラン
会社などで実施される健康診断(人間ドック)を既に受診済みの方、未受診(受診機会がない)の方向けの基本プラン(A/B)に加え、品川区民の方向けに区の助成を最大限にご活用いただけるプラン(C/D)もご用意しております。
尚、品川区民であっても健診受診済の方はAプランをお勧めします。プラン選択の参考として樹形図(下記参照)も参考にしてください。


品川区民の方へ注意事項
①B/C型肝炎 (A/C/D選択の方)
過去に一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は区検診を利用可。(プラン料金から-1500円)
希望者は自己申告制。事前に検査歴確認必須。
検査歴不明の場合は対象外。
※①②両方ご利用時は-3000円
②風しん抗体 (A/C/D選択の方)
過去に風しんワクチンを1回しか接種したことがない方は区検診を利用可。(プラン料金から-1500円)
希望者は自己申告制。事前に接種歴確認必須。
ワクチン摂取歴不明の場合は対象外。
※①②両方ご利用時は-3000円
③子宮頸がん (C選択の方)
年齢が偶数歳の方は、品川区子宮がん検診を利用可。お誕生日の1か月前に住民登録のある住所に受診券ハガキが届きますので必ずお持ちください。ハガキをお持ちでない場合は区検診として無料受診不可。(Dに変更)
また、お誕生日を迎えてから(偶数歳になってから)有効期限がスタートしますのでご注意ください。
品川区へ転居され、ハガキが届いていない方は、ご自身で区に依頼をし、お手元に届いてからご持参のうえご来院ください。
④採血(20歳からの健康診査) (C/D選択の方)
年度内で20-39歳の方は、血圧/検尿、基本的な採血項目(プラン項目参照)の区検診を利用可。ハガキなどのお知らせは特に届きません。
プラン選択(参考)

妊活(不妊検査)チェック
基本的なブライダルチェックに加えて、より詳細に妊活(不妊検査)をご希望される方向けに、以下の内容もご用意しております。
妊活(不妊検査)項目は状況により保険適用が可能です。検査が必要か否かわからない場合は医師と相談の上、実施項目をカスタマイズいただけます。必ずしも全てを行う必要はありません。
自費診療と保険診療は同日に実施できないことに加え、項目ごとに適切な検査時期が決まっているため、正確な検査を行うためにも日を分けてご来院いただく場合がございます。

東京都にお住いの方で条件を見らせヴぁ
男性パートナーの診察について
当院では男性の診察につきましては、精液検査と品川区風疹抗体検査/ワクチンのみ実施しています。
それ以外の採血等の検査は行っておりません。
尚、女性診療時の男性同席は原則お断りしております。ご理解・ご協力をお願いいたします。
精液検査をご希望の方へ
まずは女性の受診時に、流れや方法についてご説明させていただき、検査容器をお持ち帰りいただきます。(女性パートナーから容器を受け取り、説明を受けてください)
検体の持ち込みについて
・男性女性どちらがお持ち込みいただいても問題ありません。
・検体は、精液検査用のWEB問診回答を行った上で、当院指定の時間内に保険証と併せてお持ちください。(問診と保険証が確認できない場合は自費請求)
・お持ち込みのみであれば予約システム上での予約は不要ですが、お電話にて来院日と目安のお時間をお知らせください。
【お知らせ】精液検査料金変更
精子特性分析機の導入に伴い、精液検査料金を下記の通り変更いたしますのでお知らせいたします。
※2024年1月~変更適用となります。既に保険診療での案内を受けており、保険診療で検査を行いたい場合は12月中にお済ませください。
【これまで】保険診療:1190円(3割負担額)
【変更後】 自費診療:7700円(受診料1100円+検査料6600円)
AMH(抗ミュラー管ホルモン)
AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌され、卵巣内に残っている卵子の目安となり、卵巣予備能検査といわれています。
AMHは妊娠率を示すのではなく、不妊治療ができる期間を表しています。
基準値や正常値を設定するのが難しく、同じ年齢層に比べて卵巣予備能が高いか低いかを判断します。
また測定時期によって±15%程度は誤差があるといわれています。
AMHを知ることは今後のライフプランの大きな指標となります。
ピルを内服すると、卵巣が休眠に近い状態になるため、AMHの値は低く出てしまうようになります。
ピルにより、卵巣機能(卵巣年齢)が悪くなるわけではありません。
ピル内服を始めると、ご自身の真の卵巣機能を知ることが困難となりますので、当院ではピル内服前に一度AMHを測ることをお勧めします。

年齢にもよりますが、AMH2以上あればあまり問題になることはありません。
AMH6以上で月経不順がある場合は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。
年齢よりも低い方で、挙児希望がある方は、早めの妊活をお勧めします。
ビタミンD
ビタミンDは骨を丈夫にするために必要なホルモンです。日本人の8割でビタミンDは不足しており、4割で欠乏していると言われています。
不妊症領域では免疫の異常が着床不全や流産を繰り返す原因となるといわれ、ビタミンDには着床における免疫を調節する機能があります。
また、呼吸器感染症や呼吸器疾患、自己免疫疾患、各種がん、糖尿病、痴ほう症、うつ病にも関係しているという報告もあります。
ビタミンDを食事からは十分に摂取することは困難で、日光に当たることにより皮膚で合成されますが、現代社会で日光を十分当たることは難しい現状があります。
そのためビタミンD不足もしくは欠乏症の方には、ビタミンDサプリの内服をお勧めします。