ブライダルチェックは結婚を機に受ける健診と思われがちですが、結婚の有無に関わらず、今後妊娠や出産を検討している女性が行う婦人科健診を含む健康診断のようなものです。ブライダルチェックという名目での用意ではありますが、レディースドックや不妊検査の一環としても是非ご検討ください。

✔東京都の助成金(最大5万)の活用
不妊検査を目的としてブライダルチェックを行い、精液検査またはフーナーテストを施行すれば、東京都からの助成を活用することが可能です。
詳しい助成条件はこちら

✔保険適用の妊活チェック(不妊検査)
自費のブライダルチェックに加え、より詳細に不妊検査を行う場合は、保険適用で検査が可能です。
項目・料金等の詳細はこちら

✔AMHの保険適用
2024.6.1~AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査が、不妊症として検査する場合のみ保険適用となります。
診察の結果、不妊症として検査する場合は、自費セットプランよりAMHを省き、セット料金から6600円を差し引いてご案内いたします。
(保険診療に移った際に別途AMH検査を行います。)


産婦人科医ならではの視点で、プランをご用意しております。ご自身をよく知り、現在を楽しみ、未来に備えましょう。

ご希望の方は事前予約と問診回答をお願いします。
●WEB予約(HPまたはLINE)
●予約日前日までにWEB問診 (プラン選択必須)

プラン

会社などで実施される健康診断(人間ドック)を既に受診済みの方、未受診(受診機会がない)の方向けの基本プラン(A/B)に加え、品川区民の方向けに区の助成を最大限にご活用いただけるプラン(C/D)もご用意しております。
尚、品川区民であっても健診受診済の方はAプランをお勧めします。プラン選択の参考として樹形図(下記参照)も参考にしてください。

品川区民の方へ注意事項

①B/C型肝炎 (A/C/D選択の方)
過去に一度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない方は区検診を利用可。(プラン料金から-1500円)
希望者は自己申告制。事前に検査歴確認必須
検査歴不明の場合は対象外。
※①②両方ご利用時は-3000円

②風しん抗体 (A/C/D選択の方)
過去に風しんワクチンを1回しか接種したことがない方は区検診を利用可。(プラン料金から-1500円)
希望者は自己申告制。事前に接種歴確認必須
ワクチン摂取歴不明の場合は対象外。
※①②両方ご利用時は-3000円

③子宮頸がん (C選択の方)
年齢が偶数歳の方は、品川区子宮がん検診を利用可。お誕生日の1か月前に住民登録のある住所に受診券ハガキが届きますので必ずお持ちください。ハガキをお持ちでない場合は区検診として無料受診不可。(Dに変更)
また、お誕生日を迎えてから(偶数歳になってから)有効期限がスタートしますのでご注意ください。
品川区へ転居され、ハガキが届いていない方は、ご自身で区に依頼をし、お手元に届いてからご持参のうえご来院ください。

④採血(20歳からの健康診査) (C/D選択の方)
年度内で20-39歳の方は、血圧/検尿、基本的な採血項目(プラン項目参照)の区検診を利用可。ハガキなどのお知らせは特に届きません。

プラン選択(参考)

妊活チェック(不妊検査)

ブライダルチェックに加え、より詳細に妊活(不妊検査)をご希望される方向けに、以下の内容もご用意しております。
妊活チェック(不妊検査)では、基本的に自費で検査を行った後に保険診療に移ります。
保険診療では検査項目ごとに適切な時期があり、月経周期に合わせて複数回の受診が必要です。
そもそも不妊検査まで必要かどうか、実施する場合の各検査の必要性については、医師とご相談いただき、実施項目をお選びいただけます。
なお、当院では卵管通水は行っていますが、卵管造影検査は提携クリニックでの施行(紹介)となります。

男性パートナーの診察について

当院では男性の診察につきましては、精液検査、風しん抗体検査、風しんワクチンのみ実施しています。
それ以外の採血等の検査は行っておりません。
尚、女性初診時の男性同席は原則お断りしております。精液検査の結果については同席受診が可能です。詳細は精液検査のページをご確認ください。

精液検査をご希望の方へ

まずは女性の受診時に、流れや方法についてご説明させていただき、検査容器をお持ち帰りいただきます。(女性パートナーから容器を受け取り、説明を受けてください)
採取方法やお持ち込みの流れなどの詳細はこちらをご確認ください。

AMH(抗ミュラー管ホルモン)

AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌され、卵巣内に残っている卵子の目安となり、卵巣予備能検査といわれています。
AMHは妊娠率を示すのではなく、不妊治療ができる期間を表しています。
基準値や正常値を設定するのが難しく、同じ年齢層に比べて卵巣予備能が高いか低いかを判断します。
また測定時期によって±15%程度は誤差があるといわれています。
AMHを知ることは今後のライフプランの大きな指標となります。

ピルを内服すると、卵巣が休眠に近い状態になるため、AMHの値は低く出てしまうようになります。
ピルにより、卵巣機能(卵巣年齢)が悪くなるわけではありません。
ピル内服を始めると、ご自身の真の卵巣機能を知ることが困難となりますので、当院ではピル内服前に一度AMHを測ることをお勧めします。


年齢にもよりますが、AMH2以上あればあまり問題になることはありません。
AMH6以上で月経不順がある場合は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。
年齢よりも低い方で、挙児希望がある方は、早めの妊活をお勧めします。

ビタミンD

ビタミンDは骨を丈夫にするために必要なホルモンで、日本人の8割が不足、4割が欠乏していると言われています。

不妊症領域では、免疫の異常が着床不全や流産を繰り返す原因となるといわれ、ビタミンDには着床における免疫を調節する機能があります。
また、呼吸器感染症や呼吸器疾患、自己免疫疾患、各種がん、糖尿病、痴ほう症、うつ病にも関係しているという報告もあります。

ビタミンDを食事からは十分に摂取することは困難で、日光に当たることにより皮膚で合成されますが、現代社会で日光を十分当たることは難しい現状があります。
そのためビタミンD不足もしくは欠乏症の方には、ビタミンDサプリの内服をお勧めします。