当院にて妊娠判定の診察が可能です。
ただし当院は分娩を行っておりませんので、心拍確認後はご希望の病院へご紹介させていただきます。
出産までの妊婦健診はご希望の紹介先病院をご受診いただきます。

尚、いくつかの病院にて妊婦検診連携クリニックとして当院名がリストに上がっているようですが、2022年7月~健診は行っておりませんのでご了承ください。
(当院からは各病院へ削除依頼は済んでおりますが、削除対応が間に合っていない場合がございます。)

週数と妊娠判定時期の目安

最終月経開始日を妊娠0週0日とし、出産予定日と現在妊娠週数を算出します。
排卵日がわかっている場合は、排卵日が2週0日となります。

妊娠5週:胎嚢(赤ちゃんの入った袋)確認
妊娠6週後半~7週:胎児心拍確認

妊娠判定後の出血について

妊娠初期に出血や下腹部痛を認めることがありますが、強い心配はいりません。妊娠後に約4割の方に出血を認めますが、出血=流産ではありません。
出血があっても多くの方が問題なく分娩されています。絶対安静は必要ではありませんが、出血や下腹部痛がある場合は無理せずゆっくり過ごすことをお勧めします。
出血量が増えたり、痛みが強い場合には診察いたします。

葉酸について

葉酸とはビタミンB群の一種で、胎児の成長に欠かせない栄養素です。妊娠初期に葉酸が不足すると神経管閉鎖障害のリスクが高まると言われています。
葉酸はホウレンソウやブロッコリー、アスパラガスなどに多く含まれますが、食事からの摂取だけでは不足すると言われており、サプリメントにて補給することをお勧めします。1日400μg内服してください。

つわりの症状がつらい方へ

●つわりの症状
胃のむかつき・吐き気・だるさ・食欲不振・食べ物の好みが変わるなどの消化器症状があります。他にも、眠気・頭痛などもつわりの症状として出てくることがあります。つわりの症状は内容も強さも様々で、個人差が大きいです。

●つわりの時期
つわりは妊娠5~6週から始まることが多いです。多くの方が12~16週までには落ち着きますが、症状が長引く方、反対に全く症状がない方もいます。

●つわり時の食事での対策
空腹の状態を作らない!
多くの方々が空腹で低血糖になると気持ちが悪くなる傾向にあります。1日3食と考えず、食べたいときや飲みたいときにこまめに摂るようにして空腹の状態を避けましょう。いつでも何か食べられるように準備しておくと良いです。

食べられるときに食べられるものを食べる!
赤ちゃんへの必要な栄養素は僅かで、妊娠初期は無理して食事を摂る必要はありません。

冷ます・冷やす!
料理を冷ます、冷やすなどすると、湯気から上がる匂いの刺激が抑えられます。

つわり軽減に効果が期待できる食品や栄養素など
・生姜の辛み成分や香り成分
消化管の働きを調整し、つわり軽減に働きかけます。

・ビタミンB6を含む食品(バナナ・カツオ・パプリカなど)
アミノ酸・脂肪酸・糖などの代謝が調整され、つわりが軽減されるとされます。

・漢方薬「小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)」
一度お湯に溶かした小半夏加茯苓湯を冷やし、おろした生姜を入れて飲むことも良いとされます。