子宮頸がん検査結果

【結果の分類について】
子宮頸がんの検査結果は、これまでクラス分類Ⅰ~Ⅴの5段階で表記されていました。
このクラス分類は微妙な異常を分類しきれず、診断の見落としにつながることもありました。
そこで従来のクラス分類に代わる子宮頸がんの新しい細胞診報告様式として、
国際分類である「ベセスダシステム」に基づいた分類で表記しています。



【結果表記の意味と結果に対する対応について】
●NILM(クラスⅠ・Ⅱ)
意味:正常な細胞のみ
対応:定期健診を続けてください

●ASC-US(クラスⅡ・Ⅲa)
意味:異形成と言い切れないけど細胞に変化がある
対応:HPV検査をして、陰性であれば1年後細胞診、陽性ならコルポ診・生検が必要です

●ASC-H(クラスⅢa・Ⅲb)
意味:高度な細胞異型の可能性がある
対応:コルポ診・生検が必要です

●LSIL(クラスⅢa)
意味:HPV感染や軽度異形成と考えられる
対応:コルポ診・生検が必要です

●HSIL(クラスⅢa・Ⅲb・Ⅳ)
意味:中等度異形成・高度異形成・上皮内癌と考えられる
対応:コルポ診・生検が必要です

●SCC(クラスⅣ・Ⅴ)
意味:明らかな上皮内癌と考えられる
対応:コルポ診・生検が必要です

●AGC(クラスⅢ)
意味:腺異形成という前がん状態、または腺癌の可能性がある
対応:コルポ診・生検、頸管および内膜細胞診または組織診が必要です

●AIS(クラスⅣ)
意味:初期の腺癌と考えられます
対応:コルポ診・生検、頸管および内膜細胞診または組織診が必要です

●Adenocarcinoma
意味:進行した腺癌と考えられる
対応:コルポ診・生検、頸管および内膜細胞診または組織診が必要です

●Other
意味:その他の悪性腫瘍が考えられる
対応:要精密検査(病変検索)


【コルポ診(コルポスコピー組織診)とは】
子宮の入り口付近を拡大して観察する診断方法です。
診断結果により、病変の一部を採取して組織診を行います。

組織診から単純な炎症なのか、異形成なのか、
異形成の場合どのレベルにあるのかといったことを、より詳しく診断します。

尚、生理中などによる出血中は検査が出来ません。