子宮鏡(ヒステロスコピー)検査

クリニックでは設置の難しい子宮鏡を導入しています。
3㎜の子宮ファイバースコープにより子宮内を観察します。
検査所要時間は約1分(準備時間を含めると約5分)で、痛みはほぼありません。

◆当院施行実績

子宮鏡(ヒステロスコピー)は検査に使用する機材や医師の技量により実施できる医療機関が限られます。
下記、当院での件数実績です。
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検査件数(2022/7月-2025/5月):551
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※その他の検査実績はこちらから!

◆観察できる主な疾患

〇子宮筋腫(粘膜下筋腫)
〇子宮内膜ポリープ
〇子宮内癒着
〇子宮内腔奇形
〇慢性子宮内膜炎 etc...

◆施行時期

生理開始(1日目)から7-11日目
※完全に出血が止まっていれば、7日より前でも施行可能。排卵が近くなると子宮内膜が厚くなるため施行不可。


※クラミジア・B/C型肝炎検査を行っており、陰性が確認できていれば初診の方でも施行可能

◆施行時の注意

稀に検査がきっかけで感染を起こすことがあり、ご希望次第で抗生剤を処方します。
一部の方は子宮の形状により施行出来ない場合があります。
また、少しでも出血がある場合は検査が出来ません。
加えて、施行時期にも記載の通り、排卵が近くなると内膜が厚くなり、ポリープなどが見えにくくなるため、内膜が厚くなる前の時期に検査にいらしてください。

◆予約

LINE or HP予約:「公美子医師」からお取りください
※『金曜午前中』と『午前8時台』は予約が混み合うため子宮鏡検査をお受けしていません。左記日程以外でご予約をお取りください。

◆料金

保険適用の場合
子宮内膜ポリープの観察など
→3割負担:2400円(受診料・エコーは含まない)

●自費の場合(保険適用不可)
慢性子宮内膜炎の診断目的
→初/再診料(3300円/1650円)+11000円+エコー(5500円)

不育症検査・着床不全検査

自費でのご案内です。
検査料に加え、初/再診料(3300円/1650円)がかかります。

着床不全の原因は以下が検討されますが、検査を行い、治療する(=対策する)ことが可能なものもあります。
・受精卵の問題
・受け入れる子宮側の問題
└子宮内膜ポリープ
└慢性子宮内膜炎
└凝固系異常
└ホルモン異常
└免疫異常

※当院では体外受精を行っていません。
他院で体外受精施行中の方は、かかりつけ医の先生との信頼関係が重要だと考えますので、一旦かかりつけ医の先生にご相談ください。
ご相談の結果、当院で妊娠に向けてお力添えできるようでしたら、施行させていただきます。

🔶子宮鏡検査

詳細はこちら

🔶凝固系検査(血栓性素因検査)

料金:38,500円
項目:APTT、抗核抗体、プロテインC活性、プロテインS活性、第Ⅻ因子活性、抗リン脂質抗体(ループスアンチコアグラント、抗カルジオリピン抗体:IgG・IgM、抗β2-GP1抗体)
治療:バイアスピリン内服

🔶内分泌検査

料金: 5,500円
項目:甲状腺ホルモン(TSH、抗TPO抗体)

🔶免疫学的検査

料金
①Th1/Th2:13200円
②ビタミンD:3300円
治療
①Th1/2:免疫抑制剤(タクロリムス内服)
②ビタミンD:サプリ内服
注意Th1/Th2は平日午前11:30予約まで受付

🔶慢性子宮内膜炎組織検査

料金:22,000円(下記内訳)
└子宮内膜CD138(13,200円)
└子宮内膜培養(5,500円)
└経腟超音波検査(3,300円)※子宮内膜炎検査施行時の特別料金
注意:月経開始~検査日~結果がでるまで避妊継続必須
検査方法:月経14日目~次週期の月経までの間に、子宮内膜組織を一部採取。希望者は事前に鎮痛剤の坐薬使用。院内でお渡しします。)
治療法:抗生剤内服