コルポスコピーとは子宮頸がん精密検査を指します。
頸がんが発生する部位(外子宮口)を特殊なカメラを用いて詳細に観察する検査で、所見に基づき病変が疑われる部分をごく一部採取します。
採取した組織により、軽度異形成・中等度異形成・高度異形成・上皮内がんなど確定診断し、それに基づき今後の治療計画を立てます。
手術が必要な場合は、連携病院へのご紹介となります。

当院施行実績

コルポスコピーは検査に使用する機材や医師の技量により、実施できる医療機関が限られます。
下記、当院での件数実績です。
---------------------------------
総件数(2022/7-2024/5月現在):375件

内訳
2022年(7-12月):62件
2023年:217件
2024年(5月現在):96件
---------------------------------

適応者

細胞診の結果がASC-USかつHPV陽性の方、もしくはLSIL以上の方(ASC-USの方はHPVに感染に感染しているか否かの検査から施行)
※結果がASC-H、HSILの方は、コルポスコピーの結果次第でレーザー蒸散等の適応となり、他院へ紹介させていただく場合がございます。

予約

WEB予約必須:「公美子医師」からお取りください
※時間指定ありAM9-12:30/PM2-4:00まで
※午前8時台は予約が混み合うため、お受けしておりません。

所要時間

多少の出血を伴う可能性のある検査です。
検査は約5分ですが、その後30分程度院内待機が必要となる場合があります。
(待機なしでご帰宅できる場合がほとんどです)

検査結果について

結果表記の意味と分類

子宮頸がんの検査結果は、これまでクラス分類Ⅰ~Ⅴの5段階で表記されていました。
このクラス分類は微妙な異常を分類しきれず、診断の見落としにつながることもありました。
そこで従来のクラス分類に代わる子宮頸がんの新しい細胞診報告様式として、国際分類である「ベセスダシステム」に基づいた分類で表記しています。


結果に伴う検査の流れ