当院では、HPV(子宮頸がん)ワクチン風しんワクチンを取り扱っています。
どちらも公費適用となる場合がありますので、ご自身の状況をお確かめの上ご活用ください。

WEB完全予約制です。
初再診問わず、ワクチン(HPV・風疹) 枠からご予約ください。

Contents

HPV(子宮頸がん)ワクチン:シルガード9
風疹ワクチン

HPVワクチン(シルガード9)

これまで日本では『サーバリックス』『ガーダシル』という2種類の子宮頸がんワクチンが許可されていましたが、新たに『シルガード9』というワクチンが国内認可されました。
R5.4月~公費接種の対象となり、東京都23区内であれば、品川区以外の方もクーポンを当院にてご利用いただけます。(23区外は原則利用不可)

HPVワクチンは、子宮頸がんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を予防しますが、HPVには100種類以上の型(タイプ)があります。
そのうち特に、高リスク型HPVである16型と18型が子宮頸がんの原因と言われており、子宮頸がん全体の50-70%の原因とされています。
シルガード9は、既存ワクチンのカバー範囲を超え約90%をカバーすることが可能です。

当院ではシルガード9のみを扱っています。
公費接種(定期/キャッチアップ)の方は、必ず下記2点をお持ちください。
・予診票(お住いの自治体から郵送されます)
・過去の接種歴が証明できるもの(母子手帳や接種控え等)

◇公費対象者

1⃣ 定期接種
小学6年生~高校1年生相当

2⃣ キャッチアップ
1997(H9)/4/2~2008(H21)/4/1生の女性

※経過措置について※
本来、キャッチアップ期間は「2025年3月末までに接種完了」とされていましたが、2022/4~2025/3/31までに1回以上ワクチン接種を受けた方は、2~3回目の公費接種が2026年3月末までに延長されました。

◇当日必須の持ち物

① 予診票
お住いの区からご自宅に郵送されます。
転居等のタイミングで届いていない場合は、自治体に問い合わせをすれば郵送対応可能ですのでお手続きください。

② 過去の接種歴が証明できる書類のコピー
母子手帳や接種控え、ロット番号を貼った手帳など、『いつ・何回目を接種したのか』がわかるものを必ずお持ちください。
接種歴がないと認識している方でも、ワクチン騒動が起こる前に1-2回接種している場合があります。過剰接種を避けるために必ず確認を行います。
キャッチアップ経過措置対象の方は、当院から区へ、予診票と共に接種歴が証明できる書類のコピーの提出が義務付けられています。
可能な範囲でコピーした状態のものも併せてお持ちいただくと助かります。
接種歴が確認できない場合は当日の接種を見送る場合がございます。

◇接種タイミング・回数・交互接種

【初回接種がシルガード9の場合】
14歳以下で受ける場合
接種間隔の条件を満たせば2回で接種完了
15歳以上で受ける場合
3回接種が必須


【交互接種を行う場合】
HPVワクチンは同一種類で3回接種が原則です。
しかし、2回目又は3回目からシルガード9を接種する「交互接種」を行っても差支えはありません。

◇参考資料

MSD製薬 (シルガード9販売元)
『子宮頸がん予防

厚生労働省
シルガード9について

◇自費接種の方

過去に接種歴がある方は、接種履歴がわかるもの(母子手帳や予診票控えなど)を必ずお持ちください。
医療機関を跨いでの接種歴は把握が出来ませんので、必ず患者様ご自身にて申告をお願いします。

【接種費用】
30,800円 / 回
※状況より変動の可能性あり
※別途、初/再診料あり
(初診3,300円・再診1,650円)

【接種回数】
3回

【接種スケジュール】
1回目(初回)

2回目:初回から2か月後

3回目:初回から6か月後(2回目から4か月後)

【予診票】
予診票を印刷記入して当日お持ちください。
こちらからダウンロード

風疹ワクチン

麻疹風疹混合のMRワクチン・風疹のみの単独ワクチンの両方を取り扱っています。
※品川区の助成制度を利用する方はこちら

風疹は風疹ウイルスが原因で起こります。
妊娠中に感染すると胎児に感染して児の目や耳や心臓に異常を起こす先天性風疹症候群を引き起こすことが知られています。
先天性風疹症候群自体を治す治療法はありません。
風疹にかからないようにすること、つまり予防のみが、この先天性風疹症候群への対策といえます。

妊娠を希望する人は、事前に風疹抗体価をチェックし、風疹に対する抗体の有無を確認します。
抗体がない場合は早めにワクチンを接種することをお勧めします。
また、妊婦さん本人だけでなく、同時に家族や周囲の方も検査やワクチン接種をご検討ください。
なお、風疹ワクチンは生ワクチン(弱毒ワクチン)のため、妊娠中の投与は出来ません。
また接種後2か月避妊が必須ですので、妊娠をお考えの方はワクチン接種のタイミングにご注意ください。