AMHとは、発育過程にある卵胞から分泌され、卵巣内に残っている卵子の目安となり、卵巣予備能検査といわれています。
AMHは妊娠率を示すのではなく、不妊治療ができる期間を表しています。
基準値や正常値を設定するのが難しく、同じ年齢層に比べて卵巣予備能が高いか低いかを判断します。
また測定時期によって±15%程度は誤差があるといわれています。
AMHを知ることは今後のライフプランの大きな指標となります。

ピルを内服すると、卵巣が休眠に近い状態になるため、AMHの値は低く出てしまうようになります。
ピルにより、卵巣機能(卵巣年齢)が悪くなるわけではありません。
ピル内服を始めると、ご自身の真の卵巣機能を知ることが困難となりますので、当院ではピル内服前に一度AMHを測ることをお勧めします。


年齢にもよりますが、AMH2以上あればあまり問題になることはありません。
AMH6以上で月経不順がある場合は多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性があります。
年齢よりも低い方で、挙児希望がある方は、早めの妊活をお勧めします。