子宮鏡検査とは?妊活や不妊治療に携わる医師が解説💡
☰📋Contetns ・子宮鏡検査とは?・子宮鏡検査では何がわかる?・不妊症の検査で子宮鏡検査をするのはなぜ?・「不妊=必ず子宮鏡検査」ではない・不妊以外でも子宮鏡検査を行います・子宮鏡検査はどのように行う?・子宮鏡検査は痛い?・子宮鏡検査を受けるタイミングは?・子宮鏡検査を検討した方が良いケース・当院で子宮鏡検査をご希望の方へ:予約方法・子宮鏡検査についてよくある質問(Q&A)・記事監修医師について 子宮鏡検査とは? 「子宮鏡検査ってどんな検査?」「痛みはあるの?」「不妊治療では、なぜ子宮鏡検査をするの?」このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。 子宮鏡検査(しきゅうきょうけんさ)は、細いカメラを子宮の中に入れて、子宮内膜や子宮の形態を直接観察する検査です。ヒステロスコピーとも呼ばれます。 不妊症の検査の一つとして行われるほか、過多月経や不正出血の原因を調べたり、子宮内膜ポリープなどの病気を確認したりする目的でも行われます。 今回は、妊活・不妊治療を行う医師の立場から、子宮鏡検査についてわかりやすく解説します。 子宮鏡検査では何がわかる? 経腟超音波検査などでも子宮の状態を確認することはできますが、子宮鏡検査では子宮の内側を直接見ることができるという特徴があります。子宮鏡検査では、例えば以下のような状態を確認できます。 子宮内膜ポリープ 子宮粘膜下筋腫 子宮内腔の形態異常 子宮内腔の癒着 子宮内膜の状態 不正出血の原因となる病変 慢性子宮内膜炎所見 特に、超音波検査などで「子宮の中に何かあるかもしれない」と指摘された場合に、実際に子宮の中を観察して確認する目的で行います。 不妊症の検査で子宮鏡検査をするのはなぜ? 妊娠するためには、卵子や精子の状態だけでなく、受精卵が子宮内膜に着床できる環境が整っていることも重要です。 そのため、不妊検査では卵巣や卵管だけでなく、子宮の状態も確認します。子宮内膜ポリープや慢性子宮内膜炎など、子宮の内膜に病変がある場合は、妊娠に影響する可能性があり、タイミング法でなかなかご妊娠に至らない際は検査の検討余地があります。 「不妊=必ず子宮鏡検査」ではない ここは大切なポイントです。子宮鏡検査は、すべての方に一律に行う検査ではありません。これまでの検査結果や症状、年齢、不妊治療の経過などを考慮し、必要に応じて検査を検討します。 不妊以外でも子宮鏡検査を行います 子宮鏡検査というと「不妊治療の検査」というイメージがあるかもしれません。しかし、実際には不妊以外の婦人科診療でも重要な検査です。 ✅ 過多月経「以前より生理の量が増えた」「生理中に大きな血の塊が出る」「ナプキンを頻繁に交換しないと間に合わない」といった過多月経の原因を調べる際にも、子宮鏡検査を行うことがあります。子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫などが、月経量の増加に関係している場合があります。 ✅ 子宮内膜ポリープ子宮内膜ポリープは、子宮の内側にできる良性の病変です。過多月経や超音波検査などでポリープが疑われた場合、子宮鏡で直接確認することで、ポリープの位置や大きさ、子宮内腔の状態などを詳しく確認できます。不妊治療中の方では、妊娠への影響(着床すべき子宮内膜の状態)を考えて検査・治療を検討することもあります。 ✅ 不正出血生理以外の出血が続く場合や、出血の原因がはっきりしない場合にも、子宮の中の状態を確認するために子宮鏡検査が検討されることがあります。 子宮鏡検査はどのように行う? 子宮鏡検査では、子宮の入り口(子宮頸管)から 細い内視鏡を挿入して、子宮の中を観察します。検査では子宮の中を見やすくするために、 生理食塩水などを使用して子宮腔を広げながら観察します。検査そのものは5分程度で終了しますが、検査方法や麻酔の有無などは、検査の目的や患者さんの状態によって異なります。 無床クリニック規模では子宮鏡を検査を行っていないとこが多いですが、当院では忙しい患者様でも予約ができるよう、診療日であれば午前・午後の各3枠ずつは常に予約枠を開放しています。当院のご予約はこちら📅 子宮鏡検査は痛い? 「子宮鏡検査は痛そう……」と不安に感じる方もいらっしゃると思います。痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では麻酔は行っておらず、実際にお痛みがある方は50人にお一人程度です。 ただ、子宮頸管の状態などによっても違いがあるため、検査を受ける際に不安がある場合は、事前に医師へご相談ください。 子宮鏡検査を受けるタイミングは? 子宮内膜が厚くなる前が最も子宮内を観察しやすい時期です。月経スタート日を1日目として、完全に出血がストップしてから、11日目あたりがベストです。 子宮鏡検査を検討したほうがよいケース 次のような場合には、子宮鏡検査が選択肢になることがあります。 不妊検査で子宮内腔の異常が疑われた なかなか妊娠しない 子宮内膜ポリープが疑われている 子宮粘膜下筋腫が疑われている 月経量が多い 不正出血が続いている 当院で子宮鏡検査をご希望の方へ:予約方法 予約についてはこちらを確認!事前に必要な感染症検査や予約方法などをご案内しています。 子宮鏡検査についてよくある質問 子宮鏡検査をすれば妊娠しやすくなりますか? 子宮鏡検査そのものが妊娠率を高める治療というわけではありません。 ただし、検査によって子宮内膜ポリープなど、妊娠に影響する可能性のある子宮内の病変が見つかることがあります。必要に応じて治療を行うことで、妊娠を目指す上で子宮内の環境を整えることに繋がります。 子宮鏡検査でポリープを取ることはできますか? 子宮鏡検査はあくまで子宮内の観察が目的です。子宮鏡を使ってポリープなどの病変を治療する「子宮鏡下手術」がありますが検査と手術は別のものです。病変の大きさや位置、症状などによって治療方法を検討します。 不妊治療をしている人は全員受けるべきですか? 必ずしも全員に必要な検査ではありません。 超音波検査や子宮卵管造影検査など、他の検査結果も含めて、その方に子宮鏡検査が必要かどうかを判断することが大切です。 子宮鏡検査の結果、異常が見つかったら? 経過観察とする場合もあれば、不正出血の持続や貧血など日常生活の影響や、不妊に関係していると判断した場合には切除手術をご案内することがあります。 適切な医療機関へ連携を取った上でご案内いたしますのでご安心ください。 記事監修医師について アヴァンセレディースクリニック院長ヴァルクス公美子医師紹介はこちら!
