HPVワクチン

子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が大きな原因になることがわかっています。このウイルスの感染を予防するのがHPVワクチンです。HPVは性行為で感染しますので、初交前の接種が望ましいとされています。時間をおいて合計3回の接種が必要です。
副作用報道により日本では積極勧奨が中止され、接種率が激減してしまいましたが、この対応についてはWHOなどからも批判が相次いでいます。
また、子宮頸がんはワクチンで予防できる唯一のがんですが、ワクチンだけですべての頸がんが防げるわけではありません。接種後もがん検診が必要であることには注意が必要です。
各自治体が接種対象(主に小学6年~高校1年の女子)への補助を行っていますので、該当する人は公費補助が受けられます。各自治体により手続きが異なりますので、各サイトなどでご確認ください。品川区では小学6年~高校1年相当の女子は公費補助により無料で接種できます(2021年7月現在)が、申し訳ありませんが当院ではクーポンでの接種は受け付けできません。公費補助の対象外などの理由による自費での接種希望の方のみお受けいたします。

9価HPVワクチンについて

HPVワクチンには2価HPVワクチン(頸がんの原因となるHPV16/18型)と4価HPVワクチン(2価+尖圭コンジローマの原因となる6/11型)しかありませんでしたが、最近になり9価HPVワクチンも日本で認可されました。9価HPVワクチンは4価+HPV31/33/45/52/58型をカバーしています。9価HPVワクチンは新たにターゲットとなったHPV31/33/45/52/58型による病変が97%減少したことが証明されています。海外では9価HPVワクチンを公費接種としています。

子宮頸がんはHPVワクチンと検診を組み合わせれば、今世紀中の排除(10万人中発症数が4人以下)の可能性があると推定されています。

慢性の痛みや運動機能の障害などHPVワクチン接種後に報告された「多様な症状」とHPVワクチンとの因果関係を示す証拠は報告されておらず、これらは機能性身体症状と考えられると見解が発表されています。HPVワクチン接種により局所的な接種部位の反応は増加するものの全体的な事象や重篤な副反応は増加しないと報告されています。

日本産婦人科学会は、HPVワクチンの積極的推奨の再開、積極的推奨の一時差し控えによりHPVワクチンを接種しないままに定期接種対象年齢を超えた女子に対する接種機会の確保と子宮頸がん検診受診推奨強化、9価ワクチンの普及と定期接種化、男子への接種承認(中咽頭がん、陰茎がん、肛門がんなど男性のHPV関連がんの要望と集団免疫の強化)、さらに小中学校でのがん教育の充実を求めています。また最近になり、男性のHPV感染による精液所見の悪化も報告されています。

2価および4価HPVワクチン終了後の9価HPVワクチンの追加接種は勧められていません。

当院では女子に対する9価HPVワクチンの接種と、男性に対する4価HPVワクチンを積極的に推奨しています。現在、4価HPVワクチンは任意接種(自費接種)となっており、9価HPVワクチンは自費での対応となります。9価HPVワクチンを希望される方は、当院にご連絡の上是非ご予約ください。(ワクチンのお取り寄せに1週間程度かかります)

風疹ワクチン

風疹は風疹ウイルスが原因で起こります。妊娠中に感染すると胎児に感染して児の目や耳や心臓に異常を起こす先天性風疹症候群を引き起こすことが知られています。先天性風疹症候群自体を治す治療法はありません。風疹にかからないようにすること、つまり予防のみが、この先天性風疹症候群への対策といえます。
妊娠を希望する人は、事前に風疹抗体価をチェックして風疹に対する抗体があるかどうかをチェックし、抗体がない場合は早めにワクチンを接種することをお勧めします。また、妊婦さん本人だけでなく、同時に家族や周囲の方も検査やワクチン接種をご検討ください。
なお、風疹ワクチンは生ワクチン(弱毒ワクチン)のため、妊娠中には投与することができません。また接種後2か月は妊娠を避けるべきとされています。このため、妊娠をお考えの方はワクチン接種のタイミングにご注意ください。

インフルエンザワクチン

(準備中)

(COVID-19ワクチン)

(準備中)